2024年10月より、当院では大腸カメラの精度を高めるために、AI（人工知能）を活用した病変検出支援システムを導入しました。このシステムは、AI技術のひとつであるディープラーニングを活用して開発されました。内視鏡画像をリアルタイムで解析し、病変の可能性がある部分を瞬時に検出することで、見落としを減らし、診断精度を向上させることが期待されています。

AI病変検出支援システムの特徴
・リアルタイム解析：内視鏡が映し出す画像をAIが即座に解析し、異常が疑われる箇所を指摘します。これにより、医師が病変を見逃すリスクを軽減します。

・高精度な検出：AIは過去の多くの症例データをもとに学習を重ねており、初期段階の小病変を検出することができます。

・医師とAIの協力：現状でAIの指摘はあくまで補助的なものであり、最終的な診断は医師が行います。医師とAIが協力することで、より精度が高い検査を行うことが可能となります。

当院では、今後も患者さんにより安全で正確な診断を提供できるよう努めてまいります。