胃カメラ検査
正式には上部消化管内視鏡検査と呼ばれています。鼻や口から、胃カメラ(内視鏡)を挿入し、食道~胃~十二指腸(上部消化管)の観察を行う検査のことをいいます。内視鏡を使って、粘膜面の凹凸や色調を観察することにより、診断をします。
ピロリ菌感染を疑った場合やその他の病気を疑った場合は、色素の散布や組織を採取して顕微鏡検査(組織検査)などで詳しく診断することがあります。
当院の胃カメラの流れ
検査前
検査前日の夜9時以降から検査直前まで、食べ物や色の濃い飲み物 (コーヒーや牛乳など) は避けて、水分摂取はお茶かお水にして頂きます。
検査直前
検査室で準備をします。のどや鼻の局所麻酔を行います。
検査を楽に受けて頂くために、ご希望の方には静脈から鎮静剤を使用します。鎮静剤は数分で効いてきますので、その後に検査を行います。
検査時
検査時間は、5~10分程度です。検査中のゲップを避けて頂くと、検査が早く終了します。状況に応じて、上記の色素の散布や組織検査を行います。
検査後
のどや鼻の局所麻酔、鎮静剤がきれるまで、30~60分程度かかります。しばらく間休んで頂いてから、結果をご報告させて頂いた後に、ご帰宅となります。
鎮静剤を使用した場合は、眠気や判断力の低下がみられることありますので、車やバイクの運転は禁止させて頂いております。
検査後のお食事は、胃に負担のかかる食品(脂っこいもの、塩分の強いもの、辛いものや熱いもの、アルコール、コーヒーやお茶などのカフェインを多く含むもの)の摂取は控えて頂くことをお勧めします。
費用
胃カメラ検査は基本的に保険適用で実施することができます。料金は下記の表をご参照ください。 使用する薬剤の有無、他検査の有無、組織検査の個数など、実際の診療内容によって金額は増減します。
3割負担 | |
初・再診料、血液検査 | 2000~4000円 |
・胃カメラ検査のみ | 4000~6000円 |
・胃カメラ検査+組織検査(必要時のみ) | 8000~12000円 |
*(総額の例):初・再診料、血液検査+①胃カメラ検査のみ 6000円~10000円
*1割負担の方は、上記費用の約3分の1となります。