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大腸カメラ検査

正式には下部消化管内視鏡検査と呼ばれています。肛門から、大腸カメラ(内視鏡)を挿入し、直腸~S状結腸~下降結腸~横行結腸~上行結腸~回腸末端の観察を行う検査のことをいいます。内視鏡を使って、粘膜面の凹凸や色調を観察することにより、診断をします。

大腸ポリープを認めた際は、速やかに切除する日帰り大腸ポリープ切除手術が可能です。痛みはありません。また、その他の病気を疑った場合は、組織を採取して、顕微鏡検査(組織検査)などで詳しく診断することがあります。

 

当院の大腸カメラの流れ

 

検査前日

検査食を召し上がって頂きます。患者さんの状態により、数日前から便を柔らかくするお薬を服用して頂く場合があります。

 

検査当日

朝から液体の下剤 (腸管洗浄剤) を飲んで頂きます。下記に1例を示します。

検査当日に下剤を1000mLと透明な飲み物500mLを交互に飲んで頂きます。最大用量は合計2回(合計で下剤2000mL、透明な飲み物1000mL)飲んで頂きますが、便が透明になるまできれいになったら、適宜、終了は可能です。

*透明な飲み物とは、水、お茶、スポーツドリンク、具のない透明なスープ(コンソメスープなど)、透明なリンゴジュース、透明な色の炭酸飲料などです。なお、色の濃い飲み物、牛乳などの乳製品、果実や具の入ったジュースやスープ、アルコール飲料は適しません。

**腸の中がきれいになるまでおよそ2~4時間程度かかるので、例えば9時ぐらいから下剤を服用した場合は、12時過ぎからの検査となることが多いです。

 

検査直前

検査室で準備をします。更衣室にて検査着に着替えて頂きます。

検査を楽に受けて頂くために、ご希望の方には静脈から鎮静剤を使用します。鎮静剤は数分で効いてきますので、その後に検査を行います。

 

検査時

検査時間は、開始から終了まで10~25分程度です。状況に応じて、組織検査やポリープ切除を行います。

 

検査後

鎮静剤がきれるまで、30~60分程度かかります。しばらく間休んで頂いてから、結果をご報告させて頂いた後に、ご帰宅となります。

鎮静剤を使用した場合は、眠気や判断力の低下がみられることありますので、車やバイクの運転は禁止させて頂いております。

検査後のお食事は、大腸に負担のかかる食品(脂っこいもの、塩分の強いもの、辛いものや熱いもの、アルコール、コーヒーやお茶などのカフェインを多く含むもの)の摂取は控えて頂くことをお勧めします。

 

検査後の注意点

検査後はおなら(ガス)を我慢せずにどんどん出してください。

組織を採取して顕微鏡検査(組織検査)を行った場合は、検査当日はアルコールとお腹に力がかかる運動や力仕事などはお控え下さい。検査当日や翌日は少量の血便が出る場合がありますが、数日血便が続いたとき、多量の血便が出たとき、ふらつき・動悸といった症状があらわれたときは、すぐにご連絡下さい。

ポリープ切除を行った場合は、数日間はアルコール、お腹に力がかかる運動や力仕事、長めの入浴、遠出はお控え下さい。検査当日や翌日は少量の血便が出る場合がありますが、数日血便が続いたとき、多量の血便が出たとき、ふらつき・動悸といった症状があらわれたときは、すぐにご連絡下さい。またおならをしても改善しないような強い腹痛を自覚したときは、すぐにご連絡下さい。

 

費用

大腸カメラ検査は基本的に保険適用で実施することができます。料金は下記の表をご参照ください。 使用する薬剤の有無、他検査の有無、組織検査の個数、大腸ポリープ・早期大腸がん切除の有無など、実際の診療内容によって金額は増減します。

  3割負担
初・再診料、血液検査 3000~5000円
①大腸カメラ検査のみ 5000~10000円
②大腸カメラ検査+組織検査(必要時のみ) 10000~15000円
③大腸カメラ検査+大腸ポリープ/早期大腸がん切除(日帰り手術、必要時のみ) 25000~35000円

*(総額の例):初・再診料、血液検査+①大腸カメラ検査のみ 8000円~15000円

*1割負担の方は、上記費用の約3分の1となります。

*大腸ポリープを切除した際は、“内視鏡的大腸ポリープ切除術”という内視鏡手術を行った扱いになり、民間の医療保険の給付金支払い対象となる場合があります。加入している保険会社にお問い合わせください。

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