大腸ポリープがガン化するまで何年かかる?
こんにちは! 院長の魚谷貴洋です。
健康診断などで「大腸ポリープがあります」と言われると、
「すぐにガンになってしまうのでは?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、大腸ポリープがガン化するメカニズムや、将来のリスクを劇的に減らすための「究極の予防法」について詳しく解説します。
大腸ポリープは「時間をかけて」がんになる
大腸ポリープががん化するまでの明確な年数には個人差やポリープの性質により異なりますが、特殊なものを除いて、「年単位で少しずつ時間をかけてがんへと進行する」と考えられています。
大腸がんの約90%は、「腺腫(せんしゅ)」と呼ばれる良性のポリープが時間をかけてがん化したものです。この良性の腺腫が徐々に大きくなったり、性質が変わったりすることで、最終的に大腸がんへと進行してしまいます。
すべてのポリープがガンになるわけではない
ポリープには形や大きさによって多くの種類があり、すべてが悪いもの(がん化するもの)ではありません。例えば「過形成性ポリープ」と呼ばれるものはがん化のリスクが低く、経過観察のみでよいとされています。
しかし、その質的診断(がん化するリスクがあるかどうかの見極め)は非常に難しく、内視鏡検査中に専門医がその場で正確に見極める必要があります。
自覚症状は「ない」のが普通。だからこそ検査が必要
大腸ポリープや早期の大腸がんは、ほとんどの場合、血便や腹痛といった自覚症状がありません。 「痛みがないから」「血便が出ていないから」と放置し、症状が出てから受診した場合には、すでに進行がんとなっている可能性が高くなります。
つまり、大腸カメラ検査は、がんを「早く見つける」ための検査であると同時に、ポリープの段階で発見し、その場で切除してしまうことでがんを「未然に防ぐ」ことができる究極の予防検査なのです。
ポリープ切除後も油断禁物!次は何年後に検査する?
大腸ポリープは一度切除しても、また腸内の別の場所に新しいポリープができることがあるため、定期的なフォローが何より大切です。 再検査の目安は、切除したポリープの種類、大きさ、個数によって以下のように推奨されています。
ポリープやがんがなかった場合:3〜5年後
腺腫性ポリープを少数個切除した場合:3年後
大きいものや多数個切除した場合:半年後〜2年後
ポリープを切除した方はもちろん、何もなかった方でも、定期的に大腸カメラを受け「何もないことを確認すること」が最大の予防になります。
また、日頃から食物繊維(野菜、果物、海藻、豆類)を積極的に摂り、赤身肉や脂っこい食事を控えることや、適度な運動、禁煙、過度な飲酒を避けるといった生活習慣の改善もリスク軽減に有効です。
痛くない・恥ずかしくない!当院の大腸カメラの工夫
「大腸カメラは痛そう」「恥ずかしい」「下剤がつらい」という不安から、検査を先延ばしにしていませんか?
当院では、そうした患者さんの“心の負担”を少しでも減らすため、従来のイメージを覆すさまざまな工夫を行っています。
ウトウト眠っている間に終わる鎮静法
患者さんの年齢や体質に合わせて鎮静剤の量と種類を調整しており、およそ8割以上の方がウトウトと眠っている間に検査を終えられています。
お腹が張らない・腸を伸ばさない高度な技術
腸を過度に伸ばさない「水浸法」や「軸保持短縮法」などの高度な技術を駆使するほか、検査後のお腹の張りを軽減するため、空気ではなく腸管内で速やかに吸収される「炭酸ガス(CO2)」を使用しています。
プライバシーに配慮した快適な環境
下剤を院内で飲まれる方のために「トイレ付き個室」をご用意しています。また、お名前での呼び出しを避けたい方には診察券番号でお呼びするなど、細部まで配慮しています。
女性も安心の「レディースデイ」
毎週木曜日は、内視鏡を受けられる患者さんを女性のみとする「レディースデイ」を設けており、ご希望に応じて女性医師による検査のご案内も可能です。
飲みやすい下剤の選択
複数の下剤の中から、患者さんの体質や生活スタイルに合ったものをご提案し、無理なく飲めるよう丁寧にサポートします。
さいごに:
「大腸カメラ」と聞くと、どうしても構えてしまう方が多いかもしれません。しかし、ここまでお話しした通り、大腸がんは「防ぐことができるがん」です。
ポリープという芽のうちに摘み取ってしまえば、将来の大きなリスクを回避できます。
「以前の検査がつらかった」「なんとなく怖い」というイメージをお持ちの方こそ、ぜひ一度当院へご相談ください。最新の技術と細やかな配慮で、「これならもっと早く受ければよかった」と思っていただけるような、身体にも心にも優しい検査をお届けします。
