【静岡市にお住まいの皆様へ】私が考える大腸ポリープとがんの関係
静岡市にお住まいの皆様、こんにちは。うおたに内科クリニック院長の魚谷貴洋です。
大腸カメラ検査を受けた後、担当医師より「大腸ポリープが見つかりました」と言われると、ドキッとするかもしれません。 しかし、ポリープとがんの関係を正しく知ることは、将来の健康を守るための第一歩となります。
今回は、専門医の視点からその関係性と予防について解説します。
🌱 大腸ポリープとがんの深い関係
大腸ポリープのすべてが悪いものではありませんが、「腺腫(せんしゅ)」というポリープは、将来、がん化する可能性があります。 この良性の腺腫が、大きくなったり性質が変わったりすることでがん化します。実際、大腸がんの約90%は、この腺腫が時間をかけてがん化したものです。
✂️ ポリープはすべて切除が必要?
検査中に腺腫が見つかった場合は、その場ですべて切除することが最も有効な「がん予防」になります。その場で切除し治療を終えてしまえば、将来、大腸がんになるリスクを劇的に減らすことができます。
一方で、ポリープには形や大きさによって種類が多くあり、切除の必要がないものもあります(例:過形成性ポリープなど)。 切除が必要かどうかの判断(質的診断)は、内視鏡検査中に専門医がその場で正確に見極める必要があるため、専門医の目と経験が不可欠です。
📅 検査後のフォローと推奨される頻度
大腸ポリープは一度切除しても、また新しいポリープができることがあるため、定期的なフォローが何より大切です。 検査の推奨頻度は、ポリープの種類、大きさ、個数によって異なります。
- ポリープやがんがなかった場合: 3〜5年後の再検査
- 腺腫性ポリープを少数個切除した場合: 3年後の再検査
- 大きいのものや多数個切除した場合: 半年後〜2年後の再検査
🏃 リスクを減らすための生活習慣
生活習慣の改善のみで完全な予防はできませんが、リスクの軽減は可能です。
- 食事:
食物繊維(野菜・海藻・豆類)を摂り、赤身肉・加工肉・脂っこい食事は控えめに。 - 運動:
肥満は大腸がんのリスクとなるため、適度な運動を継続して適正体重を維持しましょう。 - 嗜好品:
過度な飲酒・喫煙を避けることが大切です。 - 定期検査:
ポリープを切除した方はもちろん、40歳を超えたら定期検査をおすすめします。
🏥 専門医の「目」で、がんの芽を摘み取りましょう
大腸がんは、適切なタイミングでポリープを発見・切除できれば、高い確率で防ぐことができる病気です。しかし、その判断には正確な診断技術と経験が不可欠です。 自己判断や生活習慣の改善だけで安心せず、ぜひ専門医である私たちに「腸の健康チェック」をお任せください。当院では、見つかったポリープの状況に応じて、お一人おひとりに最適なフォローアップ方法をご提案します。
生涯にわたり健康な毎日を過ごすために、定期的な検査をご検討ください。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
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静岡清水桜が丘おなかと胃・大腸カメラのうおたに内科クリニック
院長 魚谷 貴洋
- 日本内科学会:認定医・総合内科専門医・指導医
- 日本消化器病学会:専門医・指導医・東海支部評議員・学術評議員(全国)
- 日本消化器内視鏡学会:専門医・指導医・東海支部評議員・学術評議員(全国)・和文誌編集委員会査読員
- 日本消化管学会:胃腸科認定医・専門医
- 日本肝臓学会:肝臓専門医
- 日本ヘリコバクター学会:H.pylori感染症認定医・代議員
- 日本がん治療認定医機構:がん治療認定医
- 日本カプセル内視鏡学会:カプセル内視鏡認定医
- 日本医師会認定産業医
- 浜松医科大学大学院 修了 学位取得
- 米国ベイラー医科大学 留学 Research Fellow 修了
